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私が一番ひどいと思ったのは、四割から5割の社員が感染したところがあります。
M野:かぜならそこまではいかないでしょう。
半分の社員が感染することもあることを考えると、職場こそワクチン接種が必要で、もしインフルエンザにかかったら休め、ということを徹底すべきなのでしょうかK本当にインフルエンザにかかったら、動けません。
寝てますよ。
インフルエンザは人にうつす病気ですから、おっしゃるように、インフルエンザと思われたら病院に行って抗インフルエンザウイルス薬をもらって、会社を休んで、「人にうつさない」という公衆衛生学的な知識をもってもらいたいと思います。
まずワクチンを接種する、不幸にもかかったときにはすぐに病院に行って抗インフルM野:現在でもインフルエンザパンデミックが起こる可能性は十分ある。
対策のためのプランはいいものができているが、それを実行するためには、まだまだ解決しなければならない問題がある。
しかし、A型、B型両方に効く新しい抗インフルエンザウイルス薬が開発されてきて、臨床医のインフルエンザに対する認識もこれから変わってくるので、これから新しい展開が見られるだろう、という話でした。
考えてみると、K先生が現場で臨床研究をされていたころには、ほとんど無勝手流でインフルエンザと闘っていた印象があります。
そのころと比べると、状況は大きく好転してきているわけですね。
Kそうですね。
つい最近までは、予防対策や治療といっても、本質的にはスペインかぜのころと変わりませんでした。
マスクやうがいや手洗いを励行したり、対症療法するだけで、積極的な方策はほとんどなかったといっていい。
私がインフルエンザに取り組んで約50年になりますが、かつての積極的な手段がなかったころから、今のようないろいろな対策ができてくるのを経時的に見れるのは、非常に感慨深いですね。
K状況はこの2、3年でがらっと変わりました。
厚生省の対応も変わり、今はすばやい対応ができます。
香港でH5N1型ウイルスが出た時には、厚生省からすぐ専門の研究者を派遣してワクチン対策も開始され、K先生も臨床の立場で現地調査を行って報告していますし、疫学的調査も実施されて、着実に対応が行われました。
K私も、これからが本当の勝負だと思います。
M野:この流れを活かすようにしなければなりませんね。
なんだかんだいってもインフルエンザはまだ正しく理解されていません。
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